日本では、9月が一番災害が多いと言われていましたがここ数年、その時期は関係なく、地震や豪雨などの天災がいつの季節にも起こっています。
2011年3月11日 東日本大震災
2016年4月14日 熊本地震
2020年7月4日 熊本豪雨
様々な経験したことのない揺れや、甚大な被害をもたらしました。
ここでは、いざという時に備えようと普段の食材+1つつ買い足すこと「ローリングストック」についてご紹介します。
食材の備蓄については、政府は「自然災害に備える場合は1週間分以上、感染症の流行に備える場合は2週間分以上必要」といわれています。日常の中で備蓄食材を準備しておくと、自然災害はもちろん、感染症や緊急事態宣言などの時に、慌てて買い求めることもなくなります。
ローリングストックとはなに?
突然起こる災害が多くなってきている今、人々の中では防災意識が高まってきていると言われています。
<ローリングストック>
「ローリング(回転する)」と「ストック(備える)」をあわせた言葉です。
災害に備えて、日用品を多めに購入して、賞味期限が近い物から順に使用し、1つ減ったら1つ買い足すというやりくりです。
多めに買って、賞味期限や使用期限が切れていては意味がありません。そのためにオススメなのが、ローリングストックなのです。
ローリングストックのメリット
普段の食材や日常用品を、いざという時の為に備えておくローリングストックには、メリットがあります。
- 普段の食事に使用できる。
普段の食事の中で、利用して食べることが出来る食材を選ぶことで、災害時にも、食べなれた食事を摂ることが出来る。 - 買い物の中で、防災準備ができる。
普段使う分+1つ購入することで、使ったら購入するサイクルが習慣化される。
ローリングストックは、ご家庭に合った物を、普段の買い物の中で✛1つ備えておくだけでいいのです。
中には、備えるために大量に購入しても、賞味期限が切れていたり使用できなければ意味がありませんので、上手に使い食べながらストックしていくことが大切です。
ローリングストックしたい食材とは
ローリングストックとは、保存用の食品を買い足しながら、賞味期限の古いものから普段の食卓で消費していくストック方法のことです。約一週間分の食材をストックしておくと、生活も維持しやすくなると言われています。
ここでは、どのような食材をストックしておくといいのか、熊本地震の経験からまとめてみました。
<主食> エネルギーとなるもの
・ごはん ・おにぎり ・おかゆ ・餅 ・パン ・乾麺(パスタ、うどん、そば、ラーメン、ビーフンなど)
災害時は、電気や水が使えませんでした。そのことから、温めて食べたりするものは、熱湯(ガスコンロ)で使えるものをオススメします。また、無洗米は、そのまま炊けるのでよかったです。
<おかず> そのまま食べられるもの
・缶詰 ・瓶詰 ・レトルト(カレー、スープ、ソース、丼ぶりの具)
・冷凍食品の自然解凍
開封してすぐに食べられるものは、重宝です。自然解凍の冷凍食品は、災害時に停電になっても食べられるので、オススメです。
<おやつ> お菓子など
・スナック菓子 ・ドライフルーツ ・ゼリー ・チョコレート ・飴
・フルーツ缶
災害時は、お店の食品もすぐになくなり物資もすぐに届きません。お菓子を食べることで、空腹を満たしたりストレスを緩和したりして過ごしていました。
<飲料> 水分になるもの
・水 ・お茶類 ・野菜ジュース ・スポーツ飲料 ・ゼリー飲料
成人一人に対して、一日に必要な水は約3Lと言われています。飲み水の他にも、栄養ドリンクやゼリー飲料も常にストックしておくことをオススメします。
ローリングストックしたい生活衛生用品とは
災害時には、自分や家族の命や健康を守るためには、生活衛生用品のストックも必要です。
<衛生面> 清潔
・ウェットティッシュ ・ティッシュ ・ペーパータオル ・アルコール消毒 ・ボディーシート ・マウスウォッシュ
災害時は、水道も使えなかったので、拭くだけでOKなグッズがとても役に立ちます。
<キッチン>
・サランラップ ・割りばし ・使い捨てスプーン ・紙皿 ・紙コップ ・キッチンタオル
・ペーパーナプキン
キッチングッズは、使い捨てがオススメです。
<その他>
・赤ちゃんグッズ ・生理用品 ・トイレットペーパー ・ビニール袋
ご家庭に、必要な消耗品のストックを+1つすることオススメします。
普段から取り組めるローリングストック
ローリングストックは、普段の買い物+1つ購入することから始まり、使用したらその分だけ購入して備えておく備蓄で、いざ災害が起きた時に食品や日用品に困らず生活維持ができることです。
災害が起きて、慌てるのではなく、いつ起こるか分からない災害に備えて、今からローリングストックを始めてみませんか。
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